に行ってきました。
最初は椿昇氏「GOLD WHITE BLACK」だけを 見に行こうと思っていたのですが、 「松林図屏風/萩こうすけ」を読み終わり、 無償に日本画が見たくなり、先に二条城へ。 二条城は、初めて行ったのですが、 まず大きさに驚きました。で、でかい。。。 すごいものに出会うと、ついつい笑ってしまうのですが、 柱も屋根も屋根を飾る彫刻も壮大豪華で、笑ってしまいました。 部屋数33、畳は800畳、聞いただけで「なんじゃそりゃ?」 って、笑ってしまいませんか?私だけか。。。 そこに、天井画や襖絵がびっしり、35cmの厚みもある一枚木を 裏表透かし彫刻し、花びら一枚一枚、孔雀の羽一枚一枚、 立体で細かい細工をして彫ってある。 柱のジョイント部分には、繋ぎ目を隠すように、 鉄らしいものに(金をはり?)彫刻したものを、 装飾として取り付けられている。 西洋の工芸と似た所もあって、 どこが似てて違うんだろう?といつも思う。 襖絵は、ほとんどが金箔で、大木の松、鷲、トラ、孔雀が画かれている。 狩野派がほとんど手掛けたようです。 襖絵に松が多いのは、常緑樹で枯れないという理由から好まれた。 将軍家安泰であれー!ってところでしょうか。 今は、時と共に色あせて(この色あせ感が私は好きです)ますが、 金をはった当初は、かなりキラキラしてたのでわないか?と思います。 光が差し込み、部屋は金で輝く。 金雲から雄大な松が現れる。 そんな中で、詩が読まれ、良い音が奏でられ、舞踊が行わる。 時には、風が花の香りを運んでくるかもしれない。 想像しただけで、この世のものとは思えない世界に入り、 あーずっと、そこにいたいと思ってしまいます。 そこで、音や舞踊があったかどうかわ???ですが、 そんな世界があったかもしれませんね。 外の梅並木を歩けば、かすかに甘い香りが漂っている。 両手で包み込めるほどの抹茶色のうぐいすが 梅にとまってせわしなく動いている。 うぐいすのおしりが白くてふわふわしていてかわいい。 今よりも道具や運搬するものもずっと不便であったと思われるのに、 なぜこんな仕事ができるんだろう。。。?っていつも不思議に思う。 そして、こんなすごい仕事をしてきた人達がいた事に励まされます。 私もこれから産まれてくる人達に 何かを残す事ができるだろうか。。。 二条城を後にして、京都国立美術館へ。 (次回へつづく。。。かな?)
by iftift
| 2009-02-28 23:29
| 雑感/ura/aki
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